私たちは「在日韓国青年連合」から「在日コリアン青年連合」へと改称します
私たち在日韓国青年連合(韓青連)はこの度、団体名称を『在日コリアン青年連合』へと改称することにしました。
91年2月に結成した韓青連は、在日コリアンの権利向上、韓国社会の民主的発展と朝鮮半島の平和統一を基本目的として、各地域に居住する在日コリアン青年が主体となって運営する組織としてその活動を開始しました。私たちは「在日に根ざし、祖国に参加し、世界に連なる在日コリアン青年像」を提起する中で、時代の変化にたえず注目しながら、前述の課題に加えて、戦後補償の実現、日本とアジア間の歴史認識の共有、在日コリアン社会内の和合推進、北朝鮮人道支援、日本の多文化共生社会の実現などの諸課題にも積極的に取り組んできました。そして国境を越えた人々の直接交流を果敢に追求し、日本と韓国の青年世代の協力と連帯の強化、北朝鮮の青年との直接交流を含めた南北の民間レベルの交流と和解のための活動にも取り組んできました。
私たちはこれまでの活動を通じて、各地域に集う多くの在日コリアン青年が様々な学びを通じて、自己のルーツを肯定しながら豊かな人間として生きることを目指してきました。そこで培った青年のパワーを発揮し、日本と朝鮮半島の人々の相互理解と信頼を深める架橋として、また在日コリアン社会、朝鮮半島と日本、そしてアジアや世界の人権と平和に貢献することを自らの使命としてきました。その思いは今も変わりません。さらに多様な人々同士の共生が至上の命題となっている現在の世界においては、様々な境界を経験する中で自尊と平等を求めてきた在日コリアンだからこそ発揮できるオリジナルな役割がいっそう求められていると考えます。私たちはその期待に応えられるような具体的な成果を結実するために、自らの発想を磨き旺盛な行動力を持って活動していくつもりです。
今回改称するに至った理由は、私たちが培ってきた団体の2つの性格="組織アイデンティティ"をより鮮明に表したいからです。
一つは、コリア総体を視野に入れ、また多様な在日コリアン青年を全て見据えて、誰もが参加し貢献できる集団作りを目指していることです。とくに朝鮮半島を取り巻く情勢が著しく変化している中で、在日コリアン社会も今非常に混沌とした状況にあり、未来に対する希望を見失いそうになっている人もいるのではと危惧します。そうした今こそ、在日コリアンが、「南」や「北」であるとか、国籍や所属の違いから生まれる様々な分断思考を超えて、海外コリアン社会も含めたコリア総体を舞台に考え行動することが求められていると私たちは考えます。
そしてもう一つの性格は、私たちが自立した市民で構成する「在日コリアンのNGO」として、市民の立場からの公益を目指した社会貢献を活発に展開するということです。とくに在日コリアンは朝鮮半島や日本をはじめとした国家の存在から多大な影響を受けてきました。国家と直結するのではなく、また国家の存在から逃避するのでもなく、自立した市民集団・NGOとして平和や人権といった普遍的価値を追求する活動こそが、まさに今の混沌とした時代を切り開くことができると考えています。
私たちは新たな名称に込めた決意を持ってこれからさらに進んでいく所存です。今回の名称変更に関して、多くの方々の御理解をお願いするとともに、今後も変わらぬ御声援・御支援をお願い致します。
2003年3月30日
在日コリアン青年連合
付記
決定した新名称は以下の通りです。
| 〈正式名称〉 |
日本語表記: |
在日コリアン青年連合 |
| ハングル表記: |
재일코리안청년연합 |
| 英文表記 : |
Organization of United Korean Youth in Japan |
| 〈略称〉 |
KEY(ケー・イー・ワイ)
KEYは、「KorEan Youth」の大文字を取って作った略称です。 私たちはこの略称に、誰もが「Key Person(キー・パーソン)」である在日コリアン青年のための「Key Station(キー・ステーション)」になりたいという思いを込めています。 |
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